【社員研修はきっかけ】
きっかけは運が大きい。
社員研修、これだって、
受けられる会社もあれば、
そんな機会をもらえない会社もある。
学びの機会を、保養所感覚で、
当然の福利厚生だと考える社員もいるけど、
それは違う。
社会人になったら、自己研鑽は自己責任。
当然だ。
でも、会社の社長って、いい人が多い。
社員の成長や幸せを願っている人が多い。
研修ったってお金がかかる。
講師や研修会社に払う費用だけじゃなく、
研修の間その社員の仕事をストップさせるわけだから、
その分も会社は負担しているわけだ。
研修費用を負担させたり、
その時間分の給与を引いたりする会社もあるけど、
多くはそうはしていない。
だから私が研修をするときは、
単なる参加者のスキルアップだけに終わらせない。
社長の思いを理解したり、
会社へ感謝の気持ちを持てるようにする。
その上で、
自分が変わること、成長することの面白さを伝える。
貢献できること、
承認されること、
その喜びを味わってもらう。
研修は別に講師のスキル披露会でも、
うんちくを語る機会でもない。
ただ、全力で、各々の想いを共有させる場だ。
会社が組織で動いている以上、
個々のスキルアップも必要だが、
想いの共有はそれ以上に大事なのだ。
社員研修という仕組みは、
その想い共有のきっかけを作ってくれる。
だから私はこの仕事が好き。