【プレゼン研修の落とし所】 | 教育のチカラ

【プレゼン研修の落とし所】

それによって、受講生に

「どんなプトプットをさせるか」

が変わってくる。

 

その会社がプレゼンに何を求めるのか、

どんなスタイルを良しとするのか、

それ次第で作り上げるプレゼンが変わってくる。

 

よくある話が、

研修では評価の高かったプレゼンが、

現場で受け入れられないこと。

 

例えば、TEDなどでおこなれている欧米のスタイル。

帰国子女が学んできたグローバルスタンダードなスタイル。

日本人にとっては馴染みのないオープンマインドなスタイル。

これらが全然職場の上司に評価されないことがある。

 

そして受講生は悩んでしまう。

学んだことが役に立たないと。

これはある意味仕方のないことだが非常に残念だ。

上司がこれまで見てきたプレゼンは、

丁寧で詳しい、だけどとてもつまらないプレゼン。

 

資料を読み込めば、プレゼンターの話は必要ない、

そんなプレゼンに慣れているから、

いきなりTEDで見られる様なプレゼンをされても、

理解もできないし、評価もできない。

 

だからクライアントには考えてもらう。

「会社はどんなプレゼンを良しとするのか」

 

上司にもいろんなタイプがいるから、

意見も多種多様だろう。

でもそれをそのまま放置したら、

上司と部下の相性次第でプレゼンの評価が決まってしまう。

運が必要以上にまかり通ってしまう。

 

残念な不幸を生まないためにも、

研修の成果を明確に、そして着実にするためにも、

クライアントの人事部、経営陣には考えてもらいたい。

これから先、何を評価の軸にするのかを。