【オンライン研修8時間】 | 教育のチカラ

【オンライン研修8時間】

この春から4回オンライン研修をしてきたが、

どれも時間は3~4時間だった。

受講生が視聴者になりがちなオンライン、

長時間の受講は難しいと言われている。

 

たしかに、他の受講生と喧々諤々、

盛り上がりやすいリアル研修に比べ、

一人で小さな画面を見続けるのは、

受講者にとっても難儀だろう。

 

なのでこれまでの研修では、

「オンラインで出来ること」に制限し、

内容を絞って行ってきた。

 

ところが、今回はリアル研修の代替。

コロナの影響で直前に変更になった。

なので、

幹部社員のスケジュール確保の面からも、

8時間のまま、9時5時で行うことに。

 

であればリアル研修と変わらない内容で

8時間研修をやってやろうと決意。

表情の変化や全体の雰囲気把握が難しい中で、

テンポ良く受講生とやり取りを行うには、

どんな工夫ができるかを徹底的に考えた。

 

リアル研修では、

講師が受講生の一人と会話していても、

周囲の受講生の様子を察知できるが、

オンラインではそれが難しい。

 

いかに1対1で会話していても、

他の受講生にも意味があると思わせるか、

全員を巻き込んで飽きさせないか。

受講生を細かく観察するという、

プロ講師の目が使えなくても、

圧倒的な話力を研修の推進力とできるのか。

 

研修の流れは、

見ているだけ聞いているだけでも

道に迷わないようにスムーズになっているか。

講師はそれを滑らかに展開できるまで、

ひたすらリハをしてしゃべりの精度を上げられるか。

 

そんなことを1週間根詰めてやり続け、

本番を迎えた。

魅力ある受講生のおかげもあって、

8時間でも時間が足りないほどだった。

 

初対面の受講生であっても、

ここまで切り込んでアドバイスできる、

というぎりぎりまで攻めたかった。

 

外部講師に期待される「刺激」は、

守りの姿勢じゃオンラインでは難しい。

でも、しっかり準備をして、

オンラインでも五感を研ぎ澄まし、

カメラ越しの相手の表情を観察すれば、

それ相応のフィードバックができる。

 

今回はそれが分かったことも大きい。

オンラインだと、

時間が短くなったり、

フィーが安くなったり、

つまりはリアル研修のダウングレード、

と思われがちだが、

ほぼ変わらないものが提供できること。

やってみて実感した。

 

ただ、同じ時間のリアル研修よりも、

疲労感は大きい。

終わって2時間もしないうちに寝落ち。

10時間も寝続けた。

しかし、やってよかったと思う気持ち、

それが爽快感となって残っている。

 

株式会社サードプレイスでは、

リアルと変わらないオンライン研修

できますよ!